のぼりの生地としては4種類ありますが、強度で考えるならポンジーとトロピカルの2種類。
コストも含め、どちらを選ぶべきかお話ししてみましょう。
■ほとんどがポリエステル製のポンジー。
のぼりの耐久性が生地によって異なるのは確かです。
ポンジーと呼ばれるのれんはポリエステル100%でできていて、薄手の生地です。
軽くて薄いので風によくなびいて目立つので、広告効果の高いツールです。
現在ではのぼりの生地の8割~9割がこのポンジーです。
耐久性でいうと3カ月から半年間は色褪せなくもちます。
■コスト抜きのトロピカルなら強度は抜群。
のぼりは生地によって耐久性が異なりますが、事実上、ポンジーの他、のぼりの生地として用いられているのは、トロピカルという生地です。
同じポリエステル100%の素材ですが、糸の太さがポンジーの2倍ほどあります。
したがって耐久性はポンジーと比較にならないほどの強さです。
ポンジーは半年程度、トロピカルなら屋外に設置したままでも1年以上もちます。
このほか、天竺木綿という生地や、それよりやや薄手の木綿生地というのがありますが、仕上がりとしては和風テイストなので、一般の店舗には不似合いです。
■30本ののぼりを作るならコストも大事です。
安価で軽くて扱いやすいポリエステルのポンジーがおすすめです。
耐久性で1年通期で外に設置したままというのでなければ、耐久性を気にするより、コスト重視でポンジーを用いるべきです。
生地は全部で4種類しかなく、最終的には安価なポンジーか値の張るトロピカルにするかの二択しかありません。